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クラシックギター奏者、作・編曲家として活動している小関佳宏のブログ

8/2からフランスへ演奏&旅行に出ています。



写真やリアルタイムな言葉はFacebookの方に書いているので、こちらのブログには内面的な日記を書いておこうと思います。



今年一月で行った香港でのWende Yokoさんとのライブとレコーディングはこのフランスのジャズフェスティバルに出演する為のものだったわけなのですが、Au Grès du Jazzへの出演権をゲットして、今、フランスへ来ています。



日本からフランスへの直行便はあまりにもチケットが高いので、ベトナム経由にして、13時間ベトナムに滞在しました。


これがかえって良かった。


ずっと飛行機に乗って早く着くより行ったことのない国におまけで滞在できたし、ネットで予約したホテルがすごく良かった。


それが、発展著しい国のもてなしの心なのか、アジア人の持っている気質なのか、はたまた僕らが出会った人が良かったのかわからないけど、なんだかすごく好印象だった。


夜遅くに着いて食べたフォーが旨かった!


鶏の出汁、独特の香草。ほろほろの鶏肉。


僕は大のパクチー嫌いなのでフォーにパクチーが入っていないことを願っていた。店員さんに「ノン、パクチー」と言ったら「??」という顔をされ、不安なまま待っていたら、幸いパクチーは入っていなかった。


あちらこちらから香草の香りがする国に一晩泊まるとなんだかパクチーも食べれそうな気になる。日本に帰ったらベトナム料理屋さんに行きたいくらいだ。



そんなベトナムを経由して、フランスへ。



シャルルドゴール空港。



その晩の宿のあるパリの東駅に向かいたいのだけど、まぁ電車の乗り方がわからない。


初めはバスで行こうと思っていたのだけど、東駅へのバスは無いらしく電車にした。



重い荷物をゴロゴロ引きずって、英語もフランス語も喋れないから身振り手振りで乗車券を買い、電車に乗った。



電車の中に次は〇〇駅とかっていう電光掲示板は無いから、今どこなのか、次はとこなのか必至にアナウンスを聞く。


案の定、乗り過ごしてしまい、降りた駅はノートルダム大聖堂の駅だった。


地上に上がると、そこにはどーんと大聖堂がそびえ立っていた。


夕日に照らされて、圧倒的な歴史を感じさせ、今もなお多くの人を引き寄せていた。


側をセーヌ川が流れ、静けさと賑やかさが入り混じっていた。



タクシーに乗り、宿へ。


荷物を置き、夕食を食べに街を歩く。


と言っても、迷子にならないようにほんのその辺を探す。


良さそうなお店はどこも満席で、テラス席でみんなお酒を飲んで楽しんでいる。


ふらっと入ったお店であれこれ食べた。



こちらの日の入りは21月頃。


夕方というより夜じゃん。


夕方が長い。


そしてずっと暑い。


いつまでも暑い。


電車もお店もエアコンがないから


とにかく暑い。



そんな夕陽を眺め、道を歩くいろんな人種の人々を見ていた。



ふと、この歴史ある街から名を残した音楽家のことを想像した。



その彼らも最初はこんな風に、どこで何を食べるか迷い、道も分からず、言葉もわからず、とっても孤独だっただろう。


それでも頑張ったんだなぁ。と。


すごいなぁ、頑張ったんだなぁ。と。


20代前半、東京に居た時、同じことを感じた。


自分は何者なのか、何ができるのか、そんなことを否応無しに考えさせられ、それでも内から湧いてくる情熱だけを頼りに進んでいく。そんな中で助けてくれる人が各所にいて、あたたかさに触れていく。



そんな気持ちになると同時に、


自分はこうしてフランスで演奏する為にここまで来たのだと、長い時間に感謝した。



翌日、パリの東駅からsaverneという駅まで移動。これまた電車の乗り場が分からず、発車時刻も遅れて、、、。


到着すると駅にフェスティバルのスタッフの方が迎えに来てくれた。



まぁ、なんて素敵な街。


日本からすると「おしゃれ!」って言いたくなるけど、これが普通なんだろう。


いや、それにしても素敵だ。


La Petite Pierre という名前の街。



街をあげてこのフェスティバルをやっていて、僕ら演奏者は街の人の家に泊めてもらう。


伝統的なフランスの家、インテリア。


みんなあたたかく迎えてくれた。



お昼にスタッフの皆さんと食べたご飯が美味しかった。



石畳で家の窓にはきれいな花が咲いていて、教会があって、至る所から音楽が聞こえる。



夜はトップミュージシャンによるコンサート。


僕ら演奏者は招待してもらえるのだ。


二夜連続、コンサートを聴いた。



「世界」という視点で音楽を捉えると、見え方や考え方が大きく変わってくる。



今年初めの香港からその流れは始まっているのだけど、今回フランスに来てそれがより強まった。



こうして世界のトップミュージシャンの演奏を聴くと、その次元が違うのことを思い知らせれる。



僕は今回、クラシックギターの国際的なフェスティバルに来ているわけではない。


ギター界の枠を出ている。


ここに日本人のギタリストは僕しかいない。


しかもクラシックギターを弾いているのも僕しかいない。



残るのは、残せるのは、表現できるのは、音楽と人間だけ。



楽器がどうこう、そういうことではない。


すると、日本人としてのアイデンティティとか、深いところから音楽を演奏したくなる。


そうしないと対抗できない気持ちになるのだ。



今日、本番を終え、もう疲れ切って、


ゆっくりこれを書いている。



本番中、何を考えていたか。


振り返れば、日本のことだった。


日本の風景だったし、日本の人の姿を音に乗せようと思っていた。


そこに日本の歴史、世界との歴史のことが頭をよぎったし、この先の未来を想像した。


必至に。



終演後、たくさんの人が声をかけてくれた。


でも、言葉が分からなかった。


本当に、これは恥ずかしい。



そこにたくさんのヒントがあっただろうに。




明日は南に移動して


Jazz in Marciac 2018へ行ってきます。



2018.8.6



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