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12月1日(土)に東北福祉大学クラシックギター部 第40回定期演奏会が開催されます。
僕が講師を務めさせてもらってから15年となりました。
第30回定期演奏会の時には記念曲として佐藤弘和先生に〈光の街〉を作曲していただきました。
あれから10年が経ち、今年40周年の記念曲として僕が〈Starting Over〉という曲を書かせていただきました。
ギター部のこれからの新しい時代へ、または現役部員やOG.OB一人一人の次の一歩へ向けて作曲しました。そのほとんどを前日の香港で作っていたので自分にとっても思い出深い曲となりました。
今回は部員だけでなく、各地から卒業生のみなさんや一般有志の方々も迎えて華やかに演奏会をお届けいたします。
あさっての11月11日
弘和先生の作品ばかりを集めたコンサートの仙台公演です。
クアトロ・パロスの前田司さんとの二重奏。
先月の現代ギター社GGサロンでの時はとっても楽しかったので
また仙台でもできて幸せです。
ぜひ、みなさまお越しください。
11月11日(日)
14時30分開演
ほっぷの森ホール
仙台市青葉区本町1-2-5
第3志ら梅ビル4F
チケット 一般¥3,000 学生¥1,000
明後日から再び香港へ出掛けます。
今年3度目の海外での演奏。
いやはや、今年がこんなに海外へ行くことになるとは思っても見なかった。
ちょっと数日県外に出掛けるような気持ちで準備をしています。
金曜日は香港の日本領事館が主催する「香港秋祭り」の正式イベントとして我々のコンサートが開催されるそうです。
なんでも、もう満席なんだとか。
土曜日は以前にも演奏させてもらった、あのぎゅうぎゅう詰めのお客様超密着型の会場。
今回もそうなるだろうか、、。
前回の譜面をめくるとそこに顔があった、あの光景がすごく印象に残ってる。
このブログでは本当に本当にごく一部の事しか書けていません。
夏のフランスの後も、もうずっと作曲をして、編曲をして、たくさんのコンサートをさせてもらっていました。
毎日毎日、毎日毎日。
「音楽家は身体が資本」
と言われてきたけど、
こんなにその大切さを思い知ったことはなかった。
あ、そう言えば、10月号のアコースティックマガジンに村治佳織さんの特集記事があり、編曲について書いた僕よ文章も掲載されていますので、チェックしてみてください。
僕の1stアルバム「fresh air」に収録されている〈夜の虹〉には、この曲がテーマとなった物語があります。
11年前、色鉛筆アーティストの佐藤直樹さんが物語を書き下ろし、尊敬するピアニスト稲垣達也さんのお力を借りて「朗読と音楽 夜の虹」を初演したのでした。
あれから様々な時間が過ぎ、今となってはfresh airも売り切れて、「夜の虹」という曲も物語も知る人が少なくなった。
11年前、僕は26歳だった。
夢や希望が溢れ出ていた頃だ。
がむしゃらで、やんちゃで、何がなんだか分からない頃だ。
それは今も大して変わらないのだけど、
それなりに大人になったり成長した(と思いたい)わけです。
「夜の虹」はギター弾きのミントが主人公。
(どうも僕がモデルなのだとか。)
ミントが人生の夢や希望、幸せを願い、仲間や恋人と共に不思議な出逢いによって素晴らしい体験をする物語。
皆さんにちょっと思い返して欲しいことがあります。
11年前と今で「夢」という言葉の雰囲気が少し変わってないだろうか。
11年前と今までの間に、我々は東日本大震災という大きな経験をしました。
その他にも世界でいろんなことが起こった。
以前は「夢」という言葉が、もっとあっけらかんとしていたような、身近なもので、気軽なものだったような気がするのです。
そりゃあ、自分も若かった。
それももちろんあります。
けど、それだけではないと思うのです。
冒険に出よう!
旅へ行こう!
〇〇になりたい!
そんなことを言っている若者が凄く減った感じがします。
それは、なんだか寂しい。
どこか流れている空気が萎縮してしまっているような感じがしています。
どんな時だって、大いに夢を描いて
それに向かって行けば良い。
そして、そんな若者に必要なのは、
夢見る大人です。
僕にはいつも夢見る大人達が身近にいました。しかも、とんでもないことを実現させていく大人達がいました。その背中を見て育ちました。
人間の夢見る力は偉大です。
夢を実現する喜び。
それを持って生きる誇り。
初演から11年が経ち、
我々は今、この世の中に新しい意志を以って
「夜の虹」を発表したいのです。
僕は新しく曲を書いています。
今回は尊敬するギタリスト佐藤正隆さんとそれを演奏できることを嬉しく思っています。
夢見る大人の皆さん、もちろん若者も
10/25の満月の夕べ、夢見ることの素晴らしさを一緒に分かち合いましょう。
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