クラシックギター奏者、作・編曲家として活動している小関佳宏のブログ
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あれ? このブログではちゃんと紹介してませんでしたが、改めて。 朗読と音楽のCD 「銀河鉄道の夜」が5月10日に発売になりました。
朗読は荒井真澄さん。 アートワークは「fresh air」「星と月と」でもジャケットを担当していただいている佐藤直樹さん。
荒井さんとは10年程前からギターと朗読のユニット「ハッピーポケッツ」として活動してきました。以前にも「鳥とサボテン」というCDをリリースしていますが、この時も三人で制作しました。 この三人で作品を作るときは「カクタスレコーズ」というレーベル名になります。 なので、今回の銀河鉄道の夜はカクタスレコーズ第2弾のCDということになります。
佐藤直樹さんは、学生時代を岩手県の盛岡で過ごされていて、もともと宮沢賢治さんの大ファンです。 今回のジャケットはこのCDの為に作品を書き下ろしてくださいました。 先日、花巻へCDのPRに行ったのですが、岩手の方へは何か伝わる感覚が多いようで、感心を持たれる方が多かったように思います。血で繋がっているのどろうか。
荒井さんの朗読は言わずもがな、やはり素晴らしいのです。 CDで聴くと、それはよく分かります。 声だけで、物語を立体に見せる。とでも言うのでしょうか。様々な登場人物を声だけでリアルに演じてしまうのです。 声優という仕事の奥深さと面白さを感じることができます。
音楽は、というと。 以前につくった「銀河鉄道の夜のテーマ」以外は新しい作曲しました。 今回は12曲くらいをギターと打ち込みでつくってあります。
ギターはテーマだけをつくって、レコーディングの時に朗読を聴きながら即興。
これはハッピーポケッツでは定番のスタイル。 他の打ち込みの曲はほとんど悩まずに短期間で集中して出来上がりました。 銀河鉄道の夜の世界を表現するには様々な楽器の音を組み合わせてつくりたかったのです。
「耳から聴いて想像する」
「物語の世界を想像する」
自分で想像しなくてもどんどん向こうから情報がやってくる現代。目を閉じて想像する。そんな時間は今や貴重なのかも知れません。
誰しも子供の頃は想像力に溢れています。
大人になったみなさまへ、想像力を呼び起こすものとなれれば嬉しいです。
自分が想像した世界はきっと心の中に宝物として残るはずです。
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