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クラシックギター奏者、作・編曲家として活動している小関佳宏のブログ
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11月1日の山辺・安国寺さんでのコンサートの翌日は1日お休み。
日本三景の一つの松島へ山下さんをお連れして、牡蠣などを食べ、
夕方は太助(牛タン発祥の店)から生の牛タンを買ってきて、庭で七輪で焼いて食べました。
幾度となく仙台へ来てくれている山下さんは牛タンが大好きで、仙台のあらゆる牛タン専門店を網羅しています。僕が思う最終的な最高の食べ方は「七輪で自分で焼く」なわけです。
秋の寒くなってきたこの時期に、七輪で暖まりながら、ビール片手に。
そりゃ、最高だべ。
山下氏もご満悦でした。

そんな感じで鋭気を養った僕ら。
3日は山形県の真下慶治記念館でのコンサート。
高台にあり、眼下に最上川を一望できる素敵な場所。
今回演奏した山形県PRの楽曲「真山形」には<最上川舟歌>が織り交ぜてあるので、正に曲の中のその土地を体感しながらの演奏となりました。
響きの良い会場と最高の景色、あたたかなお客様に恵まれて、幸せな時間でありました。

その日の夜はまた移動して、蔵王温泉の若松屋旅館さんでの演奏。
温泉にもつからせてもらって、これまた幸せ。
綾さんの素晴らしいブッキングに感謝です。



最終日の4日は仙台での公演。

今回挑んだ<悲愴>や<アランフェス協奏曲>
元はピアノ曲やオーケストラのものをギター二重奏に編曲したわけなのですが、
ギターの響きとは何ぞや、ということを改めて考えさせられました。
僕が楽譜を書きながら考えたこと。山下さんが弾きながら客観的に感じること。
二人で本番で演奏しながら体感して進化していくことがあり、
そういうやりとりが非常に面白かった。
言葉でも話すけど、音と音を聴きながら差し引きしている感じ。
実に面白い。

綾さんと山下さんと僕。
それぞれがそれぞれの土地で個々の役割と目的を果たしながら生きていて、
3人が揃うタイミングがやってきて、音を重ねる。
その音の中から、会っていなかった時間の進化を感じ合う。
今回の秋の陣はいつにも増してその喜びを感じました。
嬉しくて、愛おしくて、尊敬する。
そして、その気持ちが「次回」を望みたくなる。

だから、自分も頑張ろうって思う。
仲間っていいなぁ。
ありがたい。

それもこれも、ご来場くださったみなさまのおかげです。
お手伝いしてくださった皆様、会場の皆様、
今回も本当にありがとうございました。

東北 秋の陣 2019



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