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クラシックギター奏者、作・編曲家として活動している小関佳宏のブログ
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今日は青森県八戸市三条中学校に行って演奏させて頂いてきました。

10日前の弘前市に続き今月は二回目の青森県。


ボーカル、バンドネオン、パーカッション、ギターという異色の組み合わせ。

早朝、仙台を出て日帰り。気の合う仲間と終始楽しい時間でした。

僕らの演奏後の生徒会長の言葉、生徒さん全員で歌ってくれた校歌は感動だった。

皆さん、ありがとうございました。


帰り道、八戸で有名な海産物やらお土産品が集まっている八食センターというところへ。

思わず、いろいろ買ってしまい、イカソーメンと八戸名物せんべい汁を食べて来ました。



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あっという間に5月も中旬。

毎日が色濃く鮮やかで、春の穏やかな時間と春一番の吹き荒れる風が同じ時の中にあるみたいな毎日。



僕は4月の末に引っ越しをしました。整理も束の間、歌手のミネハハさんが6日から東北の被災地に慰問演奏をする為に来られていていたので僕はサポートをさせてもらっていました。

かつて、僕は東京のミネハハさんの事務所にお世話になっていました。
もう8年も前のこと。

今回もご縁をいただき、宮城~岩手~青森を巡る旅。

ギター伴奏させていただくのも久々でした。

ミネハハさんの事務所を出て一人でやりはじめて、たくさんの方々にお世話になりながら各地で1000回以上の演奏の場を経験させてもらって来ました。そして今回、また一緒に演奏させていただくと新しい感動と喜びがありました。
尊敬する偉大なる師の一人であります。

写真は岩手県岩泉の龍泉洞での一枚。


この毎日巻き起こる素晴らしい出逢いや経験、会話の一言一言、見た景色の美しさ、感じた感動は数え切れない、とても言葉にできない。
それをもっとちゃんと音楽で表現したい。



今日は相馬市の松川浦に行き、海苔網の撤去作業をしてきました。

海苔網とは、竹と網で海苔を養殖するのに使うもの。

津波でその海苔網が海岸沿いの民家に押し寄せて巻き付いてしまっているので、それを撤去するお手伝い。

網を鎌やハサミで少しずつ切りながらばらしていくのだけど、それはそれは尋常じゃなく絡まっていて重く、腐った魚や色んなものが挟まっているから異臭を放っている。

かつての松川浦は美しい景色だった。
僕が演奏などで協力させてもらっているフー太郎の森基金の本部がこの土地にあるから何度も訪れているし、何年か前には海で泳いだこともあった。

記憶の町が姿を変えているのを見るのはやはりとても辛い。
でも外から来た人間は、考えるより、先ず「体を動かせ」なのだ。


とてもとても地道な作業。

海苔網が押し寄せた家はそのお陰で船の衝突は免れたらしいです。

確かに隣の家には船が寄り掛かっていたりしてました。

海に浮かんでいるとあんまり感じないけど、民家と比べると船って大きいんだなって思った。


とにかく、体力の限界までやりました。


その後は、避難所へ届ける夕食作り。
今日の炊き出しメニューは肉じゃがと大根サラダ。70人分。

大根をひたすら切った。

※千切りだいぶ上手くなりました。


避難所に持って行って、「美味しかったよ~」なんて言ってもらえて嬉しかった。



渋滞を起こさないように日の出の前から移動し、明るいうちは体を動かして働き、暗くなったらやめる。
シンプルにご飯が美味しくてありがたい。

そして余計なことが考えられないくらい眠い。



ただ、あの臭いが鼻の奥に残ってるなぁ。





今日は、札幌からボランティアに来て下さっている知人の関係で、被害のひどかった地域(でもテレビなどではあまり映らないような)に行って野菜や生活用品をお届けに行くということをさせていただきました。

僕らは物を大量に避難所に届けるのではなく、自宅にいる人に直接届けるために一軒一軒まわりました。

僕の希望で、僕の祖母の実家のある東名という地区に行かせてもらいました。
小さい頃、春には潮干狩り、夏は釣り、秋には畑で採れた野菜を収穫しに行っていた想い出のある土地でした。

その地区で僕の親戚も三人亡くなっているのですが、近所の人に何か届けることができれば、という思いがありましたが、でも僕の想像は実に甘く、あたりには誰も居ませんでした。


本当に頭では理解できないし、感情では受け入れることの出来ない光景が現実としてありました。

それでも、空は青くて、海はキラキラと輝いていて、それがやけに眩しく見える。

海から数キロ離れた地域には避難所から戻ってこられている方々がいました。


猫を探しているおじさん、連休でどこからか手伝いに来ている家族、疲れ果てたお母さん、棒を持って立ち尽くしていたおじいさん、孫を津波から守ったおばあさん、家族を喜ばせようとして走って野菜を取りに来てくれた小学生、とても親切に道を教えてくれたコンビニの店員さん、入れ歯がないから食べ物はいらないって言ってたおじいさん、近所の人に物資を配ってくれたおばさん、母親を亡くした僕と同じ歳くらいの男性……。

いろいろな方々に会いました。



ある主婦の方が
「生き残ったのもね……」とおっしゃったので

僕は心の中で、そんなことは……。って思いましたが、その続きがありました。

「この先の不安から自殺する人が後を絶たない、そんな人がざらにいる。」

その話しになってその方は涙を流しはじめました。

未来への絶望から、生き残った人が自ら命を絶つ。

そんなことが起こっていました。




物資を配り終え、夜に全国からボランティアに来て下さっている方々が寝泊まりしている場所に行き、ギターを弾かせてもらいました。
宮城県人として感謝を表したかった。

たった一日、僕はこのことをやらせていただきましたが、へとへとに疲れました。
それを毎日やって下さっている全国の方々、そしてそこには韓国からの方々もいました。

本当に頭が下がります。

ありがとうございます。

えこひいきな行動かもしれないけど、今日偶然出逢った何かのご縁のある人達が元気でいることを願ってやみません。



花屋さんに行って花を買ってきた。

店に入って最初に目に飛び込んできた花あって店員さんにその花の名前を聞いた。

サボナリア


僕が名前を忘れないように小声で「サボナリア、サボナリア…」って言ってたら、紙に「サボナリア」って書いて渡してくれた。

この店員さんは花屋さんの仕事が好きなんだなって思った。

小さなピンクの花をたくさんつけているサボナリア。


花の名前。

花を見て綺麗だと思うのは花を見て綺麗だと思う自分がいるということ。


同時に見えていないものもあるということ。


サボナリアの名前の意味は知らないけど、花を咲かせて生きている。


名前があるってそういうことだ。


花は花で、それ以上でも以下でもない。


自分もかくありたい。



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