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クラシックギター奏者、作・編曲家として活動している小関佳宏のブログ
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3日目のライブの会場。

ちょっとこれ見てください。


どういう状態!?

って思いません?

そう、ここでの演奏なんです。

このお店のオーナーの本業は
床屋さん。

床屋さんだけど、音楽がとっても好きで
週に一回この場所でライブが開催されているのだとか。

しかも、オーナーは気に入った人しか
演奏させないのだとか。

なので、このお店は評判が評判を呼んでいつも満員らしい。

10畳くらいのスペースに40人くらいのお客さんがごった返しています。
2階にも階段にも、なんと僕の譜面台の足元にも!!

その足元が席になってしまった黒人の女性とは
演奏中に何度も目が合いました。笑

ずっと座ってて足が痺れたんじゃないかな。。

僕は普段からお客さんとの距離は近い方だと思っていましたが
ここまで近いことはなかったです。
おそらくこれ以上はもうないと思います。
あとは演奏者の椅子に一緒に座るしかないですね。

こんな感じの特殊な場所ですが、
みなさんお酒を飲みながら静かに、真剣に演奏を聴いてくださいました。

そして、とっても喜んで、楽しんでくれていました。


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月曜日に日本に帰って来ておりますが、
振り返って香港の出来事を紹介していこうと思います。

香港3日は夜からのライブなので、
昼間は少し観光をしました。

観光といっても一人で街中を
ぶらぶらと散歩しました。


なんとなく、「香港」のイメージみたいな写真じゃないですか?



街中はどこへ行っても高層なたてものばかり。
世界の高級ブランド店が立ち並び、
人がいっぱいで活気に溢れていました。

トラム(??)という市電のような2階立ての
乗り物にも乗りました。

外国を一人で歩くのはワクワクしますね。
すべてが新しい景色。
次の通りに出たら何があるのか、
そこの角を曲がったらどうなっているのか、
迷ったらどうしよう。。

お土産を買ったり、ぼーっと街を眺めたりしてました。

治安は良いらしいので安心して歩けました。

本場の北京ダックや小籠包をいただきました。


北京ダックを食べてお腹いっぱいになるなんて、なんて幸せなことだろう。


あつあつの小籠包から溢れ出るお汁、実に美味でございました。

僕は香港へ来ています。はじめての香港。

今は二日目の朝を迎えています。
最低気温がマイナス8℃だった仙台からあたたかい香港。
もうそれだけでも幸せ。
聞きなれない鳥の声と街の音がしています。

香港へ来る前日は和菓子まめいちさんでの
”こころあたたまる音楽会”では
みなさんに「気をつけていってきてね」
「思いっきりやってきて」
と声をかけてもらって、
みなさんのあたたかい温度を持ってここまできました。

いつのながら準備がギリギリな僕はほとんど寝ないで、
大雪の影響で飛ぶか飛ばないか心配な飛行機に乗り、
遅延とかはあったもののしっかりちゃんと香港にたどり着きました。

そう、今回何が不安だったかって、「一人」だってこと。
今までのエチオピアもアメリカもポルトガルも団体だったから、
わかんなければ誰かいた。
けど、今回は一人なんです。中でも入国審査が心配で。
英語が出来ないから何か聞かれたらどうしよう!?って。
そしたら、なんなくクリア。
そこ、心配するところじゃなかったん?

そんなこんなで香港へ到着。

15時くらいについて、
その日の晩にライブがあるので早速練習。
異国の地でギターを弾いていると、
同じ曲もいつもと違う景色が見えてきて、
今、この国でこの音楽を演るのは僕だけなんだ。
と、そんな気持ちになり、
なんか自分が”今ここにいる感”がするのでした。

ライブはなんと21時半からのスタート。
日本だったらもう帰る時間です。笑
チケット制のコンサート形式ではなく、
チャージを払って誰でも聴けるスタイルのものへの出演でした。

満席状態でライブスタート。

香港はアジアのニューヨークと言わせるほど金融で活気付いている。
以前はイギリス人が多かったけどここ数年はフランス人が多くなったのだとか。
とにかくいろんな人種がいるなぁという雰囲気。

ライブの内容は後日書くこととして、
またその後が面白かった。

日本のお笑いが大好き過ぎてすっかり日本語を覚えてしまった若い香港人と仲良くなり、
日本の歌が大好きで日本人よりよっぽど歌詞を覚えている香港のミュージシャンと「時の流れに身をまかせ」を一緒に熱唱したり、ここへきてこんなことが起ころうとは。

そんなマニアックな2人と
香港No.1の大御所のピアニスト、
 共演したヴェンデ陽子さんと5人で街へ繰り出したのでした。

広東語と英語と日本語が入り乱れる会話。
ヴェンデさんは広東語は話さない、
現地ミュージシャンは英語と広東語。
お笑い好きの彼がオールマイティーに話し、
ワタクシは日本語オンリー。笑

とっても美味しいミルクティーとすごく細麺の焼きそばを食べ
おそらくきっと音楽の話なんだろうごちゃごちゃの会話をして
夜は暮れていくのでした。


楽しいなぁ、香港。
この地へ来れて良かった。
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